当店では、たくさんの肉を調理し扱ってきた経験と知識により選び抜かれた極上の和牛をご用意しております。
ランクや種類など様々なこだわりを持ち仕入れた肉について、しっかりと知識を持っていただけるとより美味しく食べて頂けるのではないかという思いから、和牛についての情報をまとめたページをご用意致しました。
日本全国から人気を集める岩手水沢牛(みずさわぎゅう)は、個人ブランドして、餌・環境、長期肥育にこだわり、「昔ながらの美味しい牛作り」を継承しています。料理人からは「風味が強く、しっかりとした存在感があり、舌の上に肉の旨味がじんわりと広がる、上質な牛肉ならではの満足感が味わえる」、「生産者は丁寧で優しい感覚を持って牛を育てており、岩手の土地柄と人柄の良さが、そのまま牛肉の美味しさに表れている 」と高い評価を得ております。
また、岩手県は全国と比較して、農家1戸当たりの飼養頭数が少ないため、育てている牛に対して、生産者の目が十分に行き届いており、一頭一頭大切に育てられています。
三田吉本牛(さんだよしもとぎゅう)は、兵庫県三田市の吉本牧場にて肥育されました吉本牧場生産牛となります。
兵庫県三田市は「関西のシベリア」と呼ばれる程朝夕の冷え込む地域です。その寒暖差と無兵川水系の栄養豊富な地下水・美味しさを追求しこだわった飼料により甘みのある脂身・味の濃い赤身に仕上がります。召し上がられた当日寝る前・翌日起きた後に「もう一回食べたい」と感じていただける上質なお肉となっております。
とうや湖和牛(とうやこわぎゅう)は、寒冷な気候と豊かな自然環境の洞爺湖周辺で肥育された和牛ブランドです。美しい霜降りの入った上質な肉質、しっかりとした弾力のある食感、そして豊かな風味が挙げられます。適度な霜降りが入った肉は、柔らかさと旨味を兼ね備えています。
山形牛(やまがたぎゅう)は、日本の山形県で生産される和牛のブランドの一つです。山形県は、豊かな自然環境と厳格な飼育管理により、高品質な和牛の生産地として知られています。
特徴としまして、肉質の良さ、繊細な味わい、徹底した管理と飼育を厳格な管理下で行われています。適切な飼料や環境を提供することで、肉質の向上や健康管理に配慮されています。
その地域固有のブランド牛は、日本国内外で高い評価を受ける和牛の一つであり、上質な和牛肉として知られています。その風味豊かな味わいや肉質の良さから、食通や美食家に愛される和牛のブランドの一つとして人気があります。
花乃牛は、日本全国の産地から飼育期間を30ヶ月以上で厳正な審査を通過した和牛しか名乗ることができないブランド牛です。
旨味甘味系遊離アミノ酸量・総遊離アミノ酸量・グリコーゲンなど、肉の美味しさを決める重要な成分において、国産A5等級の和牛と比べて高い数値を出しているのが特徴です。和牛本来の香りと肉の旨味を最大限に引き出すことができます。
奈良県産の大和牝牛はサラサラとした脂質と甘みと、それに負けない肉の味の濃さと旨味が特徴です。
脂身と旨味が融合した味はクセもなく老若男女問わずどなたでも美味しく召し上がることができます。当店で仕入れるのも珍しいので、焼肉通の方はリピートされる事が多い知る人ぞ知るお肉です。
まつなが牛は、島根県益田市にある「まつなが牧場」で育てられているブランド牛です。大豆、おから、もろみを加えた飼料を与え、旨みと甘みのある肉質、風味豊かな脂が特徴です。バランスの取れた味わいは、焼肉通の舌を満足する逸品です。
鳥取県は、名峰や砂丘で知られる美しい自然が広がり、そこで育まれる和牛は特に優れた品質を誇ります。その中でも「鳥取いなば万葉牛」は全国の食通を魅了する逸品となっています。万葉牛の名前は、万葉集の最後の歌が因幡の里(現在の鳥取県東部あたり)で詠まれたことに由来しており、その名の通りこのブランド牛が長く愛され、語り継がれるような存在となることを願ったものです。現在、「万葉牛」の指定生産者は、県内の6農場に限られ、その中から厳選された牛が生産されています。全国には多くの「万葉牛」指定登録店があり、その高い評価は市場での品評会で立証されています。生産者たちは和牛本来の香りや味を守り続け、自らが本当に美味しいと信じる牛肉を生み出すことに情熱を傾けております。
日本国内で生まれ、そのまま日本国内で育成されたものが和牛と呼ばれ、日本以外で生まれた牛は日本国内で飼育されたとしても国産牛と呼ばれます。
和牛の肉の特徴は、キメが細かく脂肪含量が高いという点であり、和牛の肉質・脂肪交雑は世界最高ランクと言われております。
現在、「和牛」として定められている品種は、黒毛和種、褐毛和種、無角和種、日本短角種の4種類がございます。
その名の通り毛は黒単色で褐色を帯び、舌も黒いといった点が特徴です。
肉質は世界最高とされており、筋繊維は細く、筋肉の間に脂肪が交雑している「サシ」と呼ばれる状態がよく見られます。
黒毛和種は美味しさ、柔らかさ、サシの入り具合など、牛肉のおいしさを意味する基準の全てにおいて優れた品質を誇ります。
「あかげわしゅ」という読み方であり、毛色は黄褐色単色で体下部、四肢内側、眼や鼻の周辺が淡いといった外見的な特徴がございます。
肉質は黒毛和種に比べ筋繊維はやや太く脂肪沈着もやや劣りますが、耐暑性に優れているなど育てやすい特徴があります。また、健康に良い脂肪酸バランスが特徴であり健康志向の方たちに人気があります。
毛色は濃赤褐色単色であり角が無く、皮下脂肪は厚いがロース芯面積は小さいという特徴のある牛です。
日本での飼育頭数が一番少ない和牛であり、黒毛和種よりもさらに黒く見えます。また黒毛和種よりも大型で、早く育ちますが、肉質は粗く、その風味も黒毛和種よりは劣ると言われています。
毛色は濃赤褐色単色であり、角が短い点が特徴です。
寒さに強い品種であるという理由から、主に東北や北海道で飼育されており、丈夫で育ちやすいことから低コストでできる放牧という形で飼育されることが多く、赤身が多くて肉質がやや粗く、脂肪沈着も黒毛和牛に劣るという特徴を持ちます。
肉質等級 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
歩留まり等級 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
A | A5 | A4 | A3 | A2 | A1 | |
B | B5 | B4 | B3 | B2 | B1 | |
C | C5 | C4 | C3 | C2 | C1 |
一番下はC1から、一番上はA5までの15段階に分けられております。
アルファベットの違いについては枝肉の歩留まり等級(食べられる部分の多さ)によって分けられAのほうが評価が高く、
数字については肉質等級について分けられ、数字が高いほうが評価が高いです。
肉質等級については「霜降り具合」「肉の光沢」「肉の締まり、キメ」「脂肪の光沢と質」といった項目から判断されます。
当店では和牛のなかでも最高級の評価であるA4~A5ランクの和牛のみを取り扱っております。
BMSとはビーフ・マーブリング・スタンダードの略であり、赤みの肉にどれだけサシ(霜降り)が入っているかを評価する基準です。
ランクはNo.1からNo.12まであり、数字が高いほうが評価が良いとされ、No.8以上のものが等級5と評価されます。
当店では北海道産の和牛も多く仕入れて提供させて頂いております。
本州の有名ブランド和牛にも引けを取らないレベルのものを日々仕入れておりますので、是非北海道産の和牛をご堪能下さい!
和牛を選ぶ際について、ただランクが良いからといって本当に美味しい肉であると断言できるものではありません。
A5ランクとB5ランクを比べた場合、数字(肉質等級)は同じであり、違う点はアルファベット(枝肉の歩留まり具合)の等級のみです。
つまり、食べることのできる量が違うだけであり、肉質自体は同レベルであることから感じる美味しさに大差はないということになります。
また、同じA5ランクの肉でも脂の違いなどがあり、霜降り具合が良くても脂の質が良くなければ口の中に脂が残りますが、質の良い脂の場合はサラサラとしており全く違うものとして感じられます。
当店では肉の仕入れの際にはランクのみで判断するのでは無く、脂の水分量や融点、サシの入り具合などを実際に目で見て確認し、厳選したものをご用意しております。是非当店までお越し頂き自慢の肉をご賞味下さい。
皆様からのご予約をお待ちしております。 ご予約はこちら